2022年の9月も残すところ1週間。

平日は出稼ぎバム商。週末は店舗営業。

休みなく働いてもわずかなお金（仕入れスキー2.5本分）しか残せていない。

円安が恨めしい。

思い返せば、2018年の9月は残せたものがいっぱいあった。

はじめてJのスキー工場へ行って、スキーづくりを学んだ。

朝7時から夕方4時まで毎日働いて、素材を切ったり削ったりする地味な作業に没頭した。

9月下旬の台湾出稼ぎバム商をはさみながら、10月半ばまで工場に通った。

あっと言う間の3週間。

スキーのディーラーとしては、長すぎる。

半日の工場見学でスキーを1本プレスすれば、十分。

スキーのビルダーとしては、短すぎる。

スキーづくりの基礎が少し身についた、かな。

ぼくがスキー工場でつくったのは、なにかを残すため。

思い出以上のなにか。

当時はバム商ブログにアウトプットしたもので十分だった。

4年の月日が流れて、なにが残ったのだろう。

今年のスキーの予約本数は過去最低。

ディーラーとしての自信はすっかり失った。

ビルダーとしての自負はまるっきり砕かれた。

それでも残っているものがある。

スキーバムとしての好奇心。

ぼくが乗るスキーはどうやって、どこで、どんなもので、だれの手で、つくられているのだろう？

ぼくが知らないことはまだいっぱいある。

ぼくが売るスキーはなぜ、つくられているのだろう？

ぼくがJのスキー工場で見つけた答えを知りたい人はまだいっぱいいるはず。

物に囲まれても、心は閉ざされる。

物欲の牢獄から解放する鍵は、好奇心。

好奇心くすぐりバム商へいらっしゃいませ😂