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バム商ブログ
2018/09/14 11:52
スキー工場UTOPIE MFG 4日目
今日はコア材づくりに励んだ。
担当はUHMW(超高分子量ポリエチレン)のサイドウォールをメイプルのフルウッドコアに組込む作業。具体的な作業内容を書いてもおもしろくないので省く。
逆に強調して書きたいことはおそろしく高品質なコアであること。材料にお金がかかり、製作に手がかかっている。
一口にコア材づくりといってもざっと10工程はある。僕の担当だけでも4工程ある。全ての作業に人の手がはいり、高い技術が求められる。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/312317/blog/151fa732b5cae80a3a3d56133b84f602.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
J skisはついトップシートのグラフィックに目がいくけど、細部に目をむけるとハンドメイドスキーだと気づく。工業製品にはない素朴な美しさがある。製作コストのカットのために作業を省いたらきっと生まれない。
ハイクオリティ&ハイパフォーマンスのスキーをこの価格設定で販売する。コストパフォーマンスに優れているわけではない。製作コストはたっぷりとかけている。ダイレクト販売で中間コストをカットしてるだけ。そして、完売を見込んで最初から価格を下げて売る。だからけっしてセールはしない。余剰在庫ありきの価格戦略は消費者にとってお金の無駄。もちろん資源とエネルギーの無駄。
ハイクオリティ&ハイパフォーマンス、ローコスト。J skisのコアバリューは今日つくったコア材に凝縮されている。もちろん工場でコアを見るまでもなく、コアなスキーヤーつまりスキーバムならJ skisの良さは体幹で感じられると思う。
コア材からJ skisとスキーづくりについて学んだバム商。無駄とも思える多大なコストをかけてカナダ・リモースキまで来てよかった。コスパに拘泥したら、成果の見込めないこんなスキーバムトリップの行程は組めない。もっとも、少しでも旅費コストを回収するため、これから必死でJ skisを売らなきゃ。スキーバムビジネスは最高に楽しいけどコスパ最低。