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バム商ブログ

2019/12/19 04:34



12月13日(金)
台湾 出稼ぎバム商 5日目は自由行動。台北のスキーバム天国を探すスキーバムトリップに出た。
昨夜は手がかりなく、空ぶりに終わった。最後はやはり台湾スキーバムの聖地ハタゴニアーしかない。


店長のチャンとは今年2月以来の再会。カウンター後ろのポスター、台湾最高峰・玉山スティープラインのスキーバム話に花が咲く。残念ながら、滑るには時期尚早という。
代わりにといって、台北の滑雪場を教えてくれた。そこがスキーバム天国だろうか。チャンいわく "LISTEN TO YOUR SOUL" だと。
連日の出稼ぎバム商で白馬初すべりも終えてない。スキーは暇つぶしのバム商にスキーバムソウルなどあるのだろうか。
まずは目で確かめるしかない。


地下鉄とバスを乗り継いで40分。オフィス街の一画にある「スキーバムインターナショナルセンター」にたどり着いた。

スキーバム英才教育プログラムもある。


スキーバム留学プログラムもある。いちばん人気はバム商の白馬。

栂池高原スキー場のコースマップが貼ってある。スタッフの台北スキーバムガールのゴニちゃん(台湾人のお母さんと日本人のお父さんをもつハーフ)によると、ツガパウで生涯ベストのパウダ!を滑った記念だという。
10月にハンの木高速ペアリフトの支索交換をしたというと、スキーバム憧れ目線を返してくれた。照れた。ピットバイパーかけていて良かった。
勇気を出して、バム商セッションに誘った。


J skisのモットー "IT'S JUST SKIING" タイツがきまってるゴニちゃん。ブーツインが流行り。所変わればスタイルも変わる。



バム商はJ skisの公式デモセンターだと教えると、目を輝かせた。
バム商セッションの最中、台北初すべりで調子のでない僕に、ゴニちゃんが後ろからさけぶ。「足元を見ちゃダメ。もっと先を見て!」

セッション終了後、ゴニちゃんから教えてもらった茶館で東方美人茶(180TWD)をいただく。

さっきのゴニちゃんの言葉が頭から離れない。台北にスキーバム天国を探しに来た僕は、しっかり足元を見てなかった。雪がたくさん降る白馬。台湾スキーバムから見たら、スキーバム天国に映るだろう。

12月なのになんだか体が熱くて、夜の街を歩きたかった。
地下鉄にのらず中山南路をふらふら北上したら、自由広場の入口に来ていた。


前回はここで、柄にもなくスキーバムの自由について思った。

今は、スキーバムガールのゴニちゃんを思う。思いきって、仕事終わりのゴニちゃんを台北デートに誘った。

まずは映画を観に行った。


ゴニちゃんの友達(香港の行き先を案じて、この夏台湾に移住した)が大のブルース・リーのファンだという。

ゴニちゃんはブルース・リーの「Be water, my friend.」の意味を教えてくれた。
「心を空にしろ。形を捨てろ。型を破れ。水のように。
水はカップに入れたら、カップの形になる。
瓶に入れたら,瓶の形になる。
ティーポットに入れたら,ティーポットの形になる。
水は流れることも,砕け散ることもできる。
水になるんだ、友よ」
「雪も同じでしょ」と最後にゴニちゃんは言った。
「そうか」と気がついた。バム商はスキーバムショップ。スキーショップの形を捨てる。スキーショップの型を破る。それには、心を空にするんだ!


でも、どうやったら心を空にできるのだろう。ポップコーン酒を飲みかじりながら、考える。
鏡に映る「如酔如夢」。酔いしれて夢心地になればいいのか。その逆なのか。
ゴニちゃんに夢中の僕には無我の境地はまだ遠い。

つづいてカラオケに行った。

酔いがまわり、ゴニちゃんが少し老けて見えてきた。やっぱり白酒(ばいちゅう)はやばい。



酔いさましで、エビ釣りに行った。

立ち姿がさまになるゴニちゃんと一本勝負。今回は釣り師バム商の勝ち。


終電の時間が迫る。台湾でも楽しい時間はあっという間。
明日は帰国の日。時間を惜しむように地下鉄の駅へゆっくり向かった。
無言でつい足元ばかり見てしまう。前をゆくゴニちゃんがふり返ってさけんだ。「頭を上げて。先を見るのよ!」

体を起こすと、光の雪が舞い降りて来た。白馬が恋しい。
ゴニちゃんと一緒にトンネルの向こうにある白馬で歩きたいと思った。バム商のもっと先が見える気がする。




スキーバム商会
長野県北安曇郡白馬村北城1324-1
TEL: カスタマーサービス 080-2136-5643(稲葉)
E-mail:nao@skibum.jp

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