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バム商ブログ

2018/09/30 21:39

小雨の中、蒋介石を哀悼するためにつくられた中正紀念公園を散歩した。巨大な建築物に囲まれた自由広場の中、国家の力に圧倒された。

中正紀念堂に鎮座する巨大な蒋介石の銅像を衛る儀仗隊の交代式をみた。5人のシンクロした行進と儀式。体だけでなく息も完全にコントロールされている。息を飲んでみとれた。


同時に気味の悪さを感じた。ゼンマイじかけのロボットのように不自然で不自由な動き。気分が悪くなるウルトラ暴力な映画「時計じかけのオレンジ」を思い起こした。

人格を矯正する映画のディストピア国家(近未来イギリス国)と台湾(中華民国)はもちろん違う。孫文が唱えた三民主義(倫理・民主・科学)が礎にある民主国家。自由がある。

中正紀念堂をでて、自由広場を歩きながら考えた。あの儀仗隊の強制された他律的な動きは敵外国から自由をまもるためにある。統制がとれない軍隊、自由意志にふりまわされる軍人はつかえない。

いや、そもそも自由はまもるものではない。まもれるものでもない。

自由は人がつくるまぼろし。儀仗隊の交代式をみまもる僕たち観客が一瞬みる共同幻想。式の最中の緊張と終了後の弛緩のはざまに現れては消える。

冬のスキーバム活動はEAT SKI SLEEPをモットーとする。この礎があって自由がある。この自由は雪の中を滑るときに僕たちスキーバムが一瞬間、感じるもの。けっして手にはいらない。追いもとめるだけ。

スキーバム商会
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