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バム商ブログ
2019/07/01 16:06
今回のスキーバムトリップ2019の発端は昨年5月の「第5回 J Skisマンキニセッション」にさかのぼる。飛び入り参加のスキーバムに「マンキニセッションはアート」だと言われた。そこから、ポートランドの自転車乗りの祭典WORLD NAKED BIKE RIDE(WNBR)を教えてもらった。
WNBRはその名の通り、裸で自転車に乗って公道をパレードする。スローガンは ”LESS GAS MORE ASS”(直訳すると「より少ないガソリン/より多いケツの穴」)。最初は、ガソリンに依存する車社会への抵抗運動として始まった。今では、自転車乗りの街を誇る祝祭の役割もある。
裸で自転車に乗るのは、Weird(変テコ)を自称する街ポートランドらしいが、アピールするのはセックスではない。ヒトの体のもろさである。自転車は自動車と比べたら物理的にも立場的にも圧倒的に弱い。小さな接触で大きな怪我をする。
でもドライバーは我が物顔で公道を走る。かつてのポートランドがそうだったように。肌を露出して自転車に乗れば、ヒトのもろさがモロに露呈する。否応なしにドライバーの想像力を刺激する。自然とスピードを落とす。車間距離を大きくとる。道を譲る。
WNBRのようにみんなで走れば (*1) 社会を変えるインパクトを持っている。ポートランドが自転車乗りの街になったのは、行政がひとりでに始めたからではない。このインパクトがアートの力。プラカードもってシュプレヒコールあげる必要はない。服を捨て街に出よう。
というわけで、僕も白馬を出て、ポートランドで服を捨てた。夜の街をすっぱ裸で疾走するのは、すごぶる気持ちがいい。マンキニセッションに通じる爽快感。
山の中で人知れず行うマンキニセッションと違って、沿道の人が歓声をあげてくれる。ハイファイブも交わせる。この街がもっている異物への寛容さが気持ちいい。
マンキニセッションはアート体験だけど、きわめて個人的なもの。社会との接点はない。マンキニセッションの限界に失望するより、ネイキッド・バイク・ライドの可能性に好奇心がうずいた。世界でいちばん大きなネイキッド・バイク・ライドを体験したくて、この時期のポートランドにスキーバムトリップを組んだ。結果、身をもって学ぶことができた。
車優先の社会はバム商の白馬でも同じ。生活者が自転車で移動しやすい街になってこそ、真の観光資源になりうる。白馬で7月14日開催されるHakuba SDGs Labの2ndミーティングでやりたいプロジェクトができた。白馬を自転車乗りの街にすること。Make Hakuba Weird!
というわけで、みなさん一緒に走りませんか? 自転車レーンの整備に向けて。
ネイキッド・バイク・ライドを白馬でやるより、参加しやすいでしょ。
マンキニ不要の自転車セッション
*1 公的な場所において裸で抵抗運動する権利はオレゴン州の法律で守られている。だからWNBRにはポートランド市警も交通整理に協力する。もちろんワイセツな意図や行為で裸になれば犯罪です。
7月4日まで予約受付延期しました。ポートランドのスキーバムが手作りしてます。
夜の自転車乗りにはクリアレンズのピットバイパーがおすすめ!
完売