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バム商ブログ

2019/06/29 19:51

朝6時オープン直後のスタンプタウンで一杯飲んでから、自転車でフォレストパークへ向かう。ダウンタウンのすぐ外れに広い森が残っており、多くのトレイルが縦横に整備されている。
 

目的地は、フォレストパークを抜けてセント・ジョーンズ橋を渡った先、ノースポートランドにあるTRUCE DESIGNSの工房。

「はしわたるべからず」

昨秋の訪問はバスで1時間ほどのビジネストリップだったけど、今回は遊びのついでの仕事。ひとりでバッグつくるルークさんに新作のデイバッグを見せてもらった。サンプル用に即購入。


生地のX-Pacはアークテリクスのカナダ・バンクーバー工場の余剰材。
TRUCEのバッグのいちばんの特色は、捨てられる運命から救われ、新たな命を吹き込まれた生地にある。

 

帰り際、白馬に滑りにおいでと誘ったら、2, 3月はニュージーランドで波乗りという。白馬なら両方できると返したら、目が輝いた。

TRUCEのバッグは発注から発送まで4週間かかる。丈夫な生地をしっかり縫製したり、ストラップやショルダーパッドなどのパーツも自分でつくるから、手間がかかる。が、それは表向きの理由。
ルークさん本人がスキーバムだから、遊びを犠牲にしてまで仕事しない。スキーバムに働き方改革の必要なし。

午後からずっとTRUCEのデイバッグで自転車乗ったり、街歩きした。
モーニングブリート
 
一瞬困惑するけど、堂々と車道を走れるのは、気持ちがいい。
  
コアバコーヒー ホーソーン店とグランド通りのフラッグシップ店

肉屋ローレルハースト・マーケットの冷たい塩漬けビーフのサンドイッチ
 
デイバッグは使い勝手も背負い心地もいい。すっかりお気に入り。
サンプル用に購入したけど、自分用にずっと毎日使いたい。みなさんにも、ぜひ使ってほしい。



もっとも、容量20Lのデイバッグに価格29,700円(税込)は高いと感じると思う。雪山で使うバッグでもなく、テントが入る大きさもないのに。

でも毎日使うバッグだからこそ、丈夫でシンプルなものが求められる。壊れたり飽きたりしないもの。
スキーツアーのバックパックをつくるより、ずっと難しいと思う。デイバッグは、特定の人や目的のためのバッグとは違う。だから、デイバッグには安っぽいものが多い。

一方、TRUCEのデイバッグは、ある人のために作られている。もちろん、俺たちスキーバムのため。ルークさん自身が毎日使いたいと思って作った。だから、丈夫でシンプル。そして、かっこいい。ペダルをこぐ足、街を歩く足が自然と速くなる。



 
8時半を過ぎても明るい雨上がりの夜空に
 
バーガーヴィルのポートランドバム飯


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