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バム商ブログ
2018/11/29 12:32
ポートランド滞在3日目。TRUCE DESIGNSの工房へ見学と商談に行ってきました。
TRUCE DESIGNSはオーナー兼デザイナーのルークさんがひとりでコツコツとバッグをつくるガレージメーカー。JUKIの古い工業用ミシンでガタガタと縫うハイエンドの生地は端材ばかり。メーカーの余剰材の新品もあればヨットの帆布のリユース品もある。本来なら廃棄されるモノたち。
だからと言って、リサイクルやアップサイクルだけが狙いに思えなかった。はみ出し者のクリエイターがはみ出した物に愛着をもっているように感じた。マイノリティに愛される街ポートランドという土地柄のせいかもしれないけど。
すべてのパーツを手づくりするバックパックは看板モデルのDrop Linerだけ。耐久性と耐水性に優れているが、ミニマムな機能しかない。ルークさん自身も愛犬ハンクとスプリットボードで山に入るが、ツアー用バックパックはつくらない。理由をたずねたら、仕事と遊びは分けたいと言う。そのかたわらにはスケートボードやサーフボード、自転車が転がってる。
何を言ってるんだと思ったのは一瞬間だけ。遊びの時間はものづくりにインスピレーションを与える。ポートランドはコロンビアやダナーを育てた街。仕事と遊びの時間を区別しても、遊びの延長線上に仕事がある。そんなTREWリストがルークさんをはじめ多く住んでいる。
それまでおとなしく座っていたハンクがウロウロ歩きはじめた。散歩の時間だとルークさんは仕事場を閉めた。時計を見るとちょうど5時。仕事に延長戦はない👍
ショルダーストラップもつくる
オレンジの生地はアークテリクスから仕入れた余剰品。
バッグだけでなくサウンドもつくってます。