バム商ブログ
2026/07/06 15:30
ハンドメイドスキーの最前線
カナダ・ケベック州リムスキーにある J skis スキー工場から、最新情報をお届けします!
みなさんが山や海で夏を満喫している間、工場では職人たちが木くずとエポキシ樹脂にまみれながら、来シーズンの新しいスキー作りに励んでいます。
ところで、スキーがどのように作られているかご存知でしょうか?
ウッドコアやエッジ、サイドウォール、ソールの加工から、金属補強材の成形、プレス、切り出し、仕上げのチューンナップまで——。
1本のスキーが完成するまでには、数多くの工程と職人たちの技術が詰め込まれています。
今回は、その舞台裏をまとめた動画と写真で、スキー作りを紹介します。
ぜひ、スキーに命が吹き込まれる現場をのぞいてみてください!
どうぞお楽しみに。✨⛷️
すべてはケベックの工場から
J skisのスキーはすべて、カナダ・ケベック州にあるUtopie Factoryで一本一本ハンドメイドされています。この工場は、創業者ジェイソンの自宅から車で数時間ほどの場所にあります。
現在は毎週200ペア以上のスキーが生産されており、8月から世界中のスキーヤーのもとへ発送されます。

スキーの骨格を作る
まずは、軽量で反発力に優れたアスペン材のウッドコアに、耐久性抜群のUHMWサイドウォールを接着します。
職人のジャックが、長年の経験を活かして最適な量の接着剤を塗布していきます。
J skisのウッドコアには、地元のメープル材とアスペン材を使用。高級材も、地産地消ならお得に調達可能です!
その後、複数のCNCマシンによって各モデルごとに設計された形状へと精密に削り出され、サンディングされていきます。

軽さと安定性を両立する新設計
新しいファストフォワードとマスターブラスターは、軽量アルミニウムのチターナルを独自にインサートする「Dork Fork チターナル」を新たに採用しました。
下の動画は、そのチタナールプレートを加工している様子です。
スキーのパワーが求められる場所にはメタル素材を配置し、不要な場所は大胆に削減。
これにより、安定感を維持しながらも、オールマウンテンスキーとして驚くほど軽量な仕上がりを実現しています。


ミカエルが、おいしそうな“スキーサンドイッチ”を作っていきます。
金型の中に、ベース、エッジ、ラバーフォイル、ファイバーグラス、ウッドコア、ファイバーグラス、トップシートを下から順番に重ね、それぞれの層にエポキシ樹脂を塗布していきます。
作業工程そのものはシンプルですが、すべての素材をズレなく正確な位置に配置するには、高い集中力と熟練した手際の良さが欠かせません。
スキーの性能や品質を左右する、重要な工程のひとつです。

アートがスキーになる瞬間
アーティストのズザナ・リハとのコラボしたアートワーク。
職人のリカルドが、彼女の代表作「Twisted」が描かれたトップシートを慎重に配置していきます。
この瞬間、スキーは単なる道具からアート作品へと姿を変えます。

いよいよプレスへ
金型にすべての素材が積み重ねられたら、プレス工程です。
職人のサイードが金型を巨大プレス機へ投入すると、1トンを超える圧力と高温によって各素材が一体化され、スキーの形へと成形されます。
まるでフランケンシュタイン博士が作った怪物に高圧電流が流れて、命が吹き込まれる瞬間のようです。
「フンガー!」

