米国モンタナ大学の学生が運営するインタビューサイトSeniorlevelにJ Skisオーナーのジェイソンの記事がアップされました。

スタートアップ志望の学生に向けた内容です。

以下、翻訳全文を掲載します。

---

名前はジェイソン・レビンソール。起業家でJ skisと4FRNT skisのオーナー（注：2020年秋に売却）。 仕事はスキーを開発してオンラインで販売すること。

ネバーギブアップ。 いちど失敗したからといって、いつも失敗するわけじゃない。さまざまなバリエーションを試して、続けること。 持続性は人生を切り開く鍵。 初めてのスキーで転ばずに上から下まで降りる人いない。だからと言って、未来永劫に転ぶ人もいない。教えを請いたり、続けることを厭わなければ。


忘れている人もいるが、ビジネスも同じこと。 いろいろなことを試して、経験者から学ぶ必要がある。

持続のいちばんの問題は、同じことを何度も何度も試して、異なる結果を期待すること。 うまくいかない場合は、何か別のことをしてみる。

最初につくったスキーカンパニーのLine Skisを売ったこと。破産目前で。ただ借金を返済するために会社を売却した。 この失敗から学んだことは教訓になったけど、スタートアップやビジネスの未経験者にはピンと来ないと思う。

社会にとって良いことでも、周りの人が応援してくれても、ビジネスには関係ない。期末に利益を出さない限り、ビジネスではない。アートのプロジェクトでしかない。いずれ失敗することは目に見えている。ビジネスをする限り、まずはお金を失わない計画と方法をつくること。

Line Skis売却の経験は、J Skisと4FRNT Skisの運営に大きく役立っている。Line Skisでも素晴らしいスキーをつくることができた。今では、晴らしいスキーをつくりながら、ビジネスを続けられている。

近年、ビジネスを始めることは、これまで以上に簡単になった。この先も、小さなスキーカンパニーをつくりたい人が増える。でも残念ながら、生き残りは思っているより難しい。これまでの経験から言って、想像を絶する苦しみがある。それでも、スキーカンパニーをつくる人を歓迎する。新規参入はスキー業界にとって良いこと。多様性が増し、活気が生まれ、サポートが広がる。既存のブランドはより良くなる。ただし、スキー業界とは、非常に小さい市場に、年間5ヵ月間だけ製品を売ることができる特異な業態である。この厳しい現実を忘れてはいけない！

売上げのない6ヶ月間は拷問に近い。それを知ってか、「ウェイクボードやウォータースキーをつくったらどうか」と言われる。でも、それはもっと小さなニッチで、ウォータースポーツの業界に疎い人間にはイバラの道。 もう一つよくある助言は、スキーショップで売れというもの。スキーショップは好きだし、ビジネスの敵とも思っていない。J Skisと4FRNT Skisをスキーショップの店頭に並べないのは、単にそのやり方では、もう稼げないから。

すべてが良くなった。 すべてのことにノーと言う。 素晴らしいビジネスやサービスはたくさんあるが、重要なことに集中して時間を費やす必要がある。 誰にでもイエスと言うことはできない。それぞれの機会は役立つかもしれない。素晴らしいかもしれない。でも、自分が使える時間とエネルギーは限られている。最良の収益を与えてくれるものに絞り込まなければならない。

「マーケティング22の法則」。自分のブランドを位置づける方法を理解できる。

仕事のために好きなことをする努力をすること。 自分が楽しめることをする。スタートアップを目指すなら、まずは関連する会社で6ヶ月間、無償で働かせてもらう。基礎的なレベルの仕事であっても構わない。ドアを開けるために何でもする。ドアの向こうに行けたら、次の3つを保証する。

1. 本当の仕事の経験を積める。これまで学校で学んだことより、もっと多くのことが学べる。

2. その業界や分野が好きがどうか身をもって知れる。

3. 良い仕事をすれば、インターン後に雇ってもらえる。

無視すべきアドバイスは、お金のために仕事はできないということ。でも実際のところ、ロースクールに通っていて、その仕事を嫌っているからスキー業界に入りたいという人はとても多い。大事なのは自分のすることが好きであること、ゴールドラッシュを追いかけないこと。

不可能なことは何もない。本当に理解してる人は少ないけど。

完

---

バム商とジェイソンのスキーバム会談

4FRNTを担うのはHOJI Bossひとりじゃない。

バム商のJ Skis在庫モデル

J Skisの2019/20グラフィックの発表は8月2日の5時20分（日本時間）。

バム商でも予約受付けを開始します。お楽しみに。