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2026/10/14 22:14
4. CAST Freetourが実現する、登坂性能と滑走性能の両立
CAST Freetourシステムは、登坂時と滑走時でトゥピースを交換する独自の構造を採用しています。
登坂時:軽量なテックトゥを使用
登坂時にはピンテック式のトゥピースを使用。
軽量で効率的なハイクアップを可能にし、バックカントリーでの移動をサポートします。
滑走時:アルペントゥピースに交換
滑走前に、テックトゥからアルペンビンディングのトゥピースへ交換します。
これにより、アルペンビンディングならではの大きなエラスティックトラベルと、確かな保持性能を活用できます。
登りはテックビンディング、滑りはアルペンビンディング。
CAST Freetourは、この2つの長所を組み合わせることで、登坂効率のために滑走性能を犠牲にする必要のないシステムを目指して開発されました。
5. 長く安全に滑り続けるための3つのポイント
ゲレンデでアグレッシブに滑る人も、バックカントリーで長時間のツアーを楽しむ人も。
これから何十年もスキーを楽しむために、ビンディングの保持性能について知っておきたい3つのポイントを紹介します。
① DIN値だけでなく、エラスティックトラベルを重視する
DIN値を高く設定すれば、プレリリースを防げるとは限りません。
エラスティックトラベルが小さいビンディングでは、衝撃を十分に吸収できず、不意の解放が起こる可能性があります。
大切なのは、解放値の高さだけでなく、衝撃に対応できる十分なエラスティックトラベルを備えていること。
DIN値は高ければよいというものではありません。
適切な解放値を設定したうえで、保持性能と解放性能のバランスに優れたビンディングを選びましょう。
② 滑走時にテックトゥをロックしない
テックトゥをロックすることでプレリリースを抑えられる場合がありますが、その代わりに解放機能が制限されます。
転倒時にスキーが外れなければ、膝や脚に大きな負荷がかかる可能性があります。
もし滑走中にトゥピースをロックしたくなるほど保持性能に不安を感じるなら、使用しているビンディングが自分の滑走スタイルに適しているか、見直す必要があるかもしれません。
③ ブーツとビンディングの接触部分を適切にメンテナンスする
ビンディングの性能を十分に発揮するためには、ブーツとビンディングの接触部分を良好な状態に保つことが重要です。
例えば、次のような状態は保持性能や解放性能に悪影響を与える可能性があります。
- ブーツソールに付着した雪や氷
- AFD(アンチフリクションデバイス)の摩耗
- ブーツのトゥ部分の摩耗や変形
こうした問題は、エラスティックトラベルの働きを妨げたり、解放値の精度に影響したりすることがあります。
ブーツとビンディングを清潔に保ち、専門技術者による定期的な点検を受けることが大切です。
パート4につづく

