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バム商ブログ
2022/10/10 17:12
20221006 八方リーゼンクワットリフト支索交換工事 DAY 4
索道の現場はキケンでキツイ。おまけにキタナイ。
出稼ぎバム商はパートタイムジョブだから、嫌になればいつでもやめられる。
この仕事を続けるのはなぜだろう?
スキー場という同じスキー業界だから?
みんな思い違いしてるけど、バム商はスキー業界の人間じゃない。
スキー業界のために、索道で働いていない。
ぼくが索道の現場に行くのは、仲間の #俺たちHJサクドーガイズ がいるから。
俺たちHJサクドーガイズは真剣。
気を抜けば、キケンな現場で怪我をする。
俺たちHJサクドーガイズは助け合う。
体力がないぼくでもキツイ現場を乗り越えられる。
俺たちHJサクドーガイズは笑顔。
キタナイ現場も明るく楽しくなる。
みんな知っていることだけど、良い職場には、HJサクドーガイズみたいな仲間がいる。
仕事が続かないのは、自分のせいじゃない。周りが悪い。
出稼ぎバム商 は俺たちHJサクドーガイズがいてこそ。
俺たちHJサクドーガイズはスキー場があってこそ。
だからぼくは、スキー場のためにもバム商を続けたいと思ってます😊
リーゼンクワット支索交換工事を記念して、スキーバムダイアリー2022年1月前半を以下掲載しました。
シーズンインまで2ヵ月。
昨季はスキー場までひとりで歩いた。
この冬は仲間ができるといいな。
2022年1月1日 DAY 34
あけましておめでとうございます。
強風でスキー場上部は閉鎖の元旦 🎌 になりました。
ぼくの新年の抱負は気狂いバム商です。
毎朝スキー場まで歩く途中、変な考えがよく浮かびます。
非常識なもの、不人気なもの、狂ってるもの。
2022年、かたっぱしから実行します。
明日2日は晴天の予報です。
さっそく気狂いバム商その1をはじめます。
あつまれスキージーニスト!
真冬の #スキージーンズセッション 開催!
日時:毎週日曜 9時〜9時半
集合場所:八方尾根カフェテリア黒菱前(8時55分)
ドレスコード:ジーパン/オーバーオール
参加賞:2,000円クーポン
自称エキスパート限定
雨天中止
2022年1月2日 DAY 35
晴天パウダーのお正月2日目です。
ブルージーンズに真っ白い雪。
青空に負けないコントラストです。
スキージーニストのぼくですが、新雪を滑ったのは、実は今日が初めてです。
スキージーンズの季節は春ばかりと思い違いをしていました。
いつだって固定観念はフリースキーの敵ですね。
なぜフェイスショットはかくも人の感情や感覚をはげしくゆすぶるのか?
口元の代わりにジーパンに張りついた氷をみて、気づいたことがあります。
生への好奇心にみちた方、次週の日曜、真理探求のショートトリップに出ましょう。
心の裡であのコントラストが凛と輝きます。
2022年1月3日 DAY 36
引き続き深雪のお正月3日目です。
2022年も引き続きスキーバムダイアリーを書いてまいります。
三日坊主で終わらないよう気を引き締めます。
前年のスキーバムダイアリー2021は11月26日のスキー場プレオープンから大晦日まで毎日書き続けました。
けっして楽な仕事ではありません。
夜中の2時にアップした日もあります。
それでも書くのは、なにかに突き動かされているからです。
スキーを通じてわき上がるなにか。
独創的で美しくて瑞々しいものです。
毎日滑りに行くのは、その糸口に触れたいがため。
だから商品を宣伝するための文章は原理的に書けません。
ぼくのビジネスは物を売ることです。
スキーバムダイアリーは物を売るために書きません。
ぼくがスキーを通じて感じたことを言葉する手立てです。
ぼくの新年の抱負は気狂いバム商 。
そうです、これはスキー狂人日記なんですよ😊
新春振る舞い酒あります。
左から
俺たちjスキービルダーズ 2018リムスキーのジン 43度
出稼ぎバム商ニセコ 2021の焼酎 25度
出稼ぎバム商 台湾2020の白酒 58度
スキーバムトリップ2019 コロラドのラム 40度
2022年1月4日 DAY 37
この冬いちばんの大雪のお正月4日目です。
今シーズンはスキー場へ歩いて通っています。
雪の日は1時間ほどかかります。
疲れますが、楽しさは倍増します。
滑る前の胸の高ぶり。
歩くとその時間は雪だるま式にふえます。
頭のなかでふくらむ想像。
車のスピードでは存分に楽しめません。
このために手放したものがあります。
ファーストチェアやファーストトラックと縁遠くなりました。
滑る時間が1時間以上短くなりました。
いったん手放すと、さして重要でないとわかりました。
今のぼくには滑ることすら重要ではありません。
心から欲していることは、スキーから得られる何かです。
たとえばクレイジーな発想や考え方。
毎日滑るから車で行く。
これは普通の考えです。
ぼくはこう考えます。
毎日滑るからこそ車で行かない。
言葉にすると案外普通ですね。
ぼくには周りの方が狂ってるように見えます。
今年の抱負
気狂いバム商
2022年1月6日 DAY 39
朝から気持ち良い青空が広がりました。
滑り終えてから、みそら野のSATORU COFFEEでドリップバッグを受け取りました。
ご来店いただいた方にプレゼントするコーヒーです。
この一年半、手元にある限りずっとお渡ししてきました。
ご自宅で召し上がるとき、白馬を思い起こしてほしい。また白馬に来てもらえたら。
そう思って、SATORU COFFEEのコーヒーを選びました。
SATORUさんのコーヒーの香りには白馬の土地の匂いがあるからです。
もちろん、ぼくの想像の産物です。
想像の翼を広げる力がSATORUさんのコーヒーにはあります。
テイストだけではありません。佇まいにもあります。
ハンドドリップで丁寧に淹れるその姿は、白馬の山と謙虚に向き合う姿勢と重なります。
2022年1月6日 DAY 39
薄曇りの金曜です。
今日でぼくのスキーは40日です。
この間、白馬駅からスキー場への道すがら、スキーを担いで歩く人は他にひとりもいませんでした。
昔は違いました。
戦前、白馬駅が信濃四ツ谷駅だった頃。
駅からみんな歩いてスキー場へ向かいました。
他に手段がなかったからです。
スキーヤーは夜行列車で訪れる都会の人ばかり。
地元の人はスキーできない貧しい時代です。
地方の寒村には道具も余暇もありませんでした。
今日でぼくのスキーは40日です。
毎日滑りに行ける地の利。
車があるのに乗らない。
潤沢な道具と余暇。
つくづく恵まれていると思います。
ぼくのスキーの日数は豊かさの指標です。
2022年1月6日 DAY 39
三連休の2日目です。
今日は2名の方のCAST FreetourのDIY取付けのお手伝いをしました。
DIY取付けは無償です。
工具や作業場所、技術指導すべて無料で対応します。
これがいかにクレイジーなカスタマーサービスか?
ぼくが取付ければ、工賃7,000円がまるまる儲けになります。
今日は2名分の14,000円をみすみす取り逃がしたようなものです。
DIY取付け中は他のお客様の接客がおろそかになります。
売り逃すリスクは計り知れません。
店舗にバックヤードや作業部屋はありません。
作業スペースを商品棚の前に急ごしらえします。
せまい店内でどれだけ邪魔で危険なことか。
普通に考えれば、商売上やってはいけないことばかりです。
ぼくのバム商は常識を徹底的に疑います。
それがフリースキーの態度だからです。
売上げがなければ、ただの呪縛です。
ユーザーの満足度が上がりリピーターになれば、長期的には成功です。
DIY取付けをはじめて5年目。
売上げは右肩下がり。失敗なのか?
答えはさして重要ではありません。
問い続けるだけです。
狂ってるのか?
まだまだだと思います。
2022年1月13日 DAY 46
大雪で混乱の木曜です。
朝の平和な深雪のスキー場から一転、昼から村内は恐怖が支配しました。
激しい雪の降りで、昼間から闇が迫ってきたのです。
視界をさえぎる雪粒。みるみる積み上がる雪。迫り来る雪壁。
生き物のように振るまいます。
怖気づくぼくには怪物です。
そんな時、俺たちHJサクドーガイズのスミちゃんが重機で駐車場の大量の雪をどかしてくれました。
心に立ち込めた闇が一瞬で晴れました。
ぼくに光を射し込むのはいつも周りの人間です。
コロナ禍の今、暗い時代と思い込むのはたやすいことです。
真っ白い雪も闇になります。
ぼくが光を射すことはさてはてあるのだろうか。
2022年1月14日 DAY 47
強風につき上部エリアは閉鎖の金曜です。
明朝が楽しみですね。
毎週金曜は白馬のFloral Design Studio Miki&co.さんの定期花の日です。
今日はドライフラワーで商品棚を飾ってもらいました。
全部これまで店舗を彩ったお花たちです。
花も人も時を重ねると、みずみずしさが失われます。
ハリやツヤだけではありません。
身のこなしもです。
滑りのキレは鈍くなります。
お花たちは退色しても魅力は色褪せません。
ぼくのバム商は5年目になります。
白馬の中でどんな彩りをそえているのだろう?
Mikiさんのお花たちを見るたび問いただされる気がして、凛とします。
2022年1月15日 DAY 48
新雪と青空にわいた土曜です。
今日はみなさん口をそろえて、言うでしょう。
最上の新雪スキー日和だと。
ぼくひとり、ひと言つけ足します。
最上の新雪ジーンズスキー日和だと。
スキージーンズの弱点は(その名に反して)雪です。
濡れると不快です。
下手すると低体温症になります。
文字通り致命的な欠点です。
ところが、今日の新雪はスキージーンズを濡らしません。
雪のシャワーをあびる前に、体がずっと先に進んでいるからです。
とりわけテールスライドすると、一瞬遅れて雪煙が舞い上がります。
昨日の強風が起こしたマジックでした。
毎週日曜は #スキージーンズセッション の日です。
一緒にジーンズを雪まみれにしましょう!
YAMAHA セラミック
デッドストック/新品未使用
13,200円(税込)DM Me
2022年1月16日 DAY 49
下り坂の天気の日曜です。
毎週日曜はスキージーンズセッション です。
リスペクト元はピットバイパーのワールド・レコード・ジーンズ・スキーです。
2020年2月末、ユタ大会にぼくは白馬代表として参加するはずでした。
しかし開催は中止になりました。
すべてのスキー場に断られたからです。
危ないから。至極真っ当な理由です。
3月のカルフォルニア大会は立ち消えとなりました。
相次いでスキー場が閉鎖したからです。
コロナ禍の始まりでした。御先真っ暗な現実です。
あれから2年。今なお、ぼくたちは戦々恐々の日々を送っています。
新たな日常です。
その日常の一部にぼくのスキーがあります。
そして日常着のジーンズ。
ジーンズスキーは、この冬ぼくの新たな日常になりました。
全国のスキージーニスト、白馬に集まれ!
2022年1月18日 DAY 51
続・全身雪まみれの火曜です。
雪が積もった朝のお気に入りは「おむすび フリーライディングエリア」です。
今朝も真っ先にゲートへ向かいました。
昨日から3番出口がオープンしたことで、トップからボトムまでフォールラインに向かって一気に降りられるエリアが拡がりました。
これまでは2番出口へ向かうために、下部は右へトラバースする必要が往々にしてありました。
3番出口のおかげでツリーランも楽しめます。
滑走距離も伸びました。
おむすびのポテンシャルがようやく全開になったと思います。
というのも、この3番出口が開いたのは、おむすびが滑走エリアになって4年目、初めてのことだからです。
大雪のシーズンの恩恵です。
それ以上に感謝したいのは、パトロールのみなさんです。
危険なエリアを管理する毎日の現場作業があってこそ、おむすびを滑ることができます。
ぼくが言うまでもありませんね。
ぼくだけが知っているのは、おむすび解放の立役者であり現場を仕切るパトロールの森山さんが誰よりもおむすびをかっこよく滑ることです。