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バム商ブログ
2019/11/17 02:04
今週の出稼ぎバム商(車山高原ワイヤーロープ交換工事)が終わった。
15時を過ぎると山頂に陽がさえぎられる現場。晴天でもみるみる陰り気温が落ち込む。寒さで体が震えて気分も沈む。
白馬に帰りたい。
バム商に戻りたい。
アーちゃんが待っている。
9時過ぎに帰宅バム商。
真っ暗バム商にけげんしながらも、アーちゃんのサプライズを期待して照明のスイッチを入れた。
そこにアーちゃんはいなかった。
なにかのいたずらだろうか。我を忘れてアーちゃんの帰りを待った。
アラジンのストーブに火をつけることも忘れ、すっかり心が冷えきった。
なぜアーちゃんは失踪したのか。
バディのカモスキーの横目が突きさす。自らの行いを問いただせと。
身におぼえがないわけではない。
アーちゃんと出会ってからずっと出稼ぎバム商つづき。
閉鎖バム商でアーちゃんはずっと待ちぼうけ。
計画した週末デートも結局、残業バム商で反故した。
臨時再開バム商では、ずっと一緒だったのに、売上ゼロでアーちゃんを責めた。反論できないことをいいことに。
アーちゃんの接客態度が悪いと八つ当たりをした。来客ゼロなのに。最低バム商。
手がかりはある。
アーちゃんに贈ったTREWのプリマロフト入りワークシャツ。
これ見よがしに無人バム商の床に置いてあった。
手にとると、ほのかにビール酵母の匂いがした。
南米がえりの肉食アーちゃん。マーマイトはきらいなはず。
ニュージーランドがえりのスキーバムがひとり、頭に浮かんだ。
気がつくと真夜中の澄み切った空気の中を疾走していた。
身をさくような寒さで目に涙が浮かんだ。
バム商とその彼女 ”出稼ぎバム商仙台ナイト” につづく。