THE STORY（KYE Shapes 公式サイトより）

カイ・ピーターソンは10年半にわたり、業界をリードする多数のブランドと設計、R＆D、テスト、プロモデルシリーズに取り組んできました。この春、カイはこのノーマルルーティンから脱却し、現在設計しているスキーシェイプのブランディングに新しいアプローチを取り入れることにしました。

その一つがジョニー・チルトンとのコラボレーションです。ファーストディセントの先駆者ジョニーは、Foonの愛称で知られる伝説的なカナダのビッグマウンテンスキーヤーであり、Foon Skisのオーナーでもあります。カイはリードビルダーのジョニーの助けを得て、独自のスキーデザインの哲学をFoonのスキー工場で実践することに決めました。 

Kye Shapesは単なるスキーカンパニーではありません。カイのようなプロフェッショナルだけでなく、新参のライダーも楽しめる、最もエキサイティングでモダンなシェイプの創造で信頼を築いていくスキーブランドです。

過去10年間、多くの革新的なスキーが生まれました。それでも、パウダースノーでの究極の浮力とポップ、スライド、グライド、そしてハードなあらゆるスノーコンディションでのカービング性能とレールパワーをそなえたスキーの誕生には、まだまだ多くの未完の余地があるとカイは考えています。完璧な板を開発するために、数えきれない日々の時間が設計プロセス全体に費やされました。

スキーのデザインと製作はあらゆる要素から成っています。滑走ベース、サイドカット、ロッカー高、複数のラジアスロッカー、サイドカットに一致するキャンバー高、センターの位置、スムーズなトランジショナルブレンドカーブ、フレックスのプロファイル、衝撃吸収材のインサート、複数のウッドコアの組み合わせなどなど。 カイは、これらの設計仕様とわずかな変更の組み合わせによって、スキーのパフォーマンスはいかようにも変わることを学びました。

Kye Shapesはライダーがシェイプデザインするブランドの新時代の先駆者です。発明家（インベンター）ではありませんが、スキーシェイプの在り方に大きな変化をもたらすイノベーターです。 小さな変化でも大きな効果を生むことを、経験から理解しています。スキーのカーブの微調整にも大きな可能性はあるのです。

Kye Shapesブランドをつくるのは山とスキーへの情熱です。スキーが最高レベルのパフォーマンスを発揮するために、山と最高の相互関係をつくることはKye Shapesの責任です。はるか遠い山の中でもスキー場でも滑る場所を問わず、Kye Shapesのスキーは「ライダーがつくるライダーの形」つまりフリーライディングの形を体現します。

この地球に住み、スキーを作り、根を張り、滑る。ここに、Kye Shapesのミッションステートメントを紹介します。

白馬店舗にヌミノースのプロトタイプあります。

写真：2月の「ヌミノース上映会」でのカイ・ピーターソン（左）とマティ・リチャード